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写真家の高橋恭司さんが、初の絵画展をEDIT LIFEのWEB限定で開催します。今回、発表する15点のシリーズ名は『dream catcher』。水彩、クレヨン、鉛筆を使った抽象画。夢と現実の記憶の断片を捉えた作品は、写真とはまた違った、美しい角度で世界を見せてくれます。

では、恭司さんからのコメントともに、作品をご覧ください。

『dream catcher』

ハロー! 皆さん。
こんにちは。

夢と現実をわけた方が良いという人もいるけれど、
夢も現実もすぐに忘れてしまう部分がありますね。
とるにたりない、といわれる部分
現実も夢もそこから去って行きますね。
そこをつかまえられないかなぁ。
にげあしの早いそいつですが。
にげそこなった、色や形や線が、
目の前に現れてきます。
それは、夢のような、現実のような、
今となっては思い出せない。
つかまえたと思うと消えている。
よそをむいていると現れる。
気づかれないように、注意深いイメージです!
そんな色や形を楽しんでくださいね!

冬至の日。 高橋恭司

 

Kyoji Takahashi
First Painting
『dream catcher』
Web Exhibition

WEB絵画展『dream catcher』開催にあたって

逃げていく記憶の断片をつかまえる。
高橋恭司の初絵画展『dream catcher』。

EDIT LIFEでは、恭司さんの写真ワークショップ「 E’cole de Takahashi」を約10回に渡って開催しました。ヨーロッパやアメリカ、ロシアにおけるアート全盛期の作品を、時代の思想家や詩人の言葉とともに読み解き直す内容でした。戦争、近代化、商業主義。時代が流れ行く中で、本当に大切なものは何なのか。国や時代は違えども、アーティストたちは思想を持って社会と向き合い、作品に昇華していきました。そして、それに共感する人々とともにムーブメントとなっていった。

恭司さんの写真を見ていると、いつも様々なことに気付かされます。日々の風景は美しい光の粒子によって構成されていること。「今」という瞬間には時代の繁栄と衰退が投影されていること。そこに写っている何かには、見えない何かまで写っているのかもしれません。

恭司さんは今年の夏、一ヶ月に渡ってベルリンを旅しました。ひとつの街が西と東に分断されたひずみを持ち、統合したいまもビジネスマーケットの規模から大手企業が参入する傾向が少ない都市。いま、ベルリンでは多くの若手アーティストが育ち、活発に活動を行なっています。様々な背景があるからこそ、思想とアートが生まれる場所なのでしょう。恭司さんは彼らとの交流を通して、帰国したら絵を描いてみようと思ったそうです。また、これまでに読んできた膨大な書籍とも、もう一度、向き合い直してみようと。思想を再構築して、新しい表現を生み出したいと思っているのかもしれません。「マン・レイも絵を描いたり、アート作品を作っていたんだよね」と恭司さんは言います。写真家であるマン・レイは、ダダイズムやシュルレアリスムの活動に参画し、絵やアートプロダクトの作品も発表していました。「実は俺さ、学生時代に、絵を描いてたんだよね。ドイツから帰国して実家に戻ったら、そのときの画材が残っていてさ。結局は古くて使えなかったんだけど、やっぱりまた描いてみたいと思ったんだよね」。

今回、発表される15点のシリーズ名は『dream catcher』。水彩、クレヨン、鉛筆を使った抽象画です。

高橋:「今回の絵は、記憶の断片みたいなものを描いている感じだね。描くときはあまり考えてなくて、紙を目の前にすると、線が自然と見えてくる。それはきっと、紙の表面の細かい凹凸がそうさせるのかもしれないけれど、描きだすと、描きたいものが見えてくる。不思議だよね。お守りとか魔除けとして伝わるderam catcherって、悪い夢を捕まえて、朝には消しておいてくれる。逃げていく記憶の断片をつかまえることって、そんな感覚とも通じる気がするんだよね」

空に浮かぶ満月、ベルリンの風景、ラスタカラー、ストライプ・・・。夢と現実の記憶の断片を捉えた作品は、写真とはまた違った、美しい角度で世界を見せてくれます。今回、WEB限定で展示販売することも、恭司さんと話をして決まりました。

高橋:「いまの時代はWEBでものを伝えたり売ることが大きな流れになっていて無視できない。だからWEBでやるのも面白い気がするんだよね」

「dream catcher」シリーズの第一弾は、すべて8,640円(額縁込み/税込)で販売します。10年後には10倍、100倍の値付けになっている、そんな楽しい可能性も『dream catcher』のタイトルに込めて。

(写真・文・編集:松尾仁)

▽『dream catcher』のアイテムはこちら。







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