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ブランディングディレクター・福田春美さんが、気になるモノやヒト、タビの様子を紹介する「福田春美のモノ・ヒト・タビ」。今回は、岡本敬子さんと巡った鹿児島旅行の様子をご紹介します。


最後の猛暑の時期に……さまざまなブランドのアタッシェ・ド・プレスであり、ご自身のブランド〈KO〉のディレクターでもある岡本敬子さんと、彼女が大好きな鹿児島を一緒に旅させて頂きました。

敬子さんとは最近『&Premium』の対談などで一緒になる機会が増えて、すっかり仲良くさせていただいています。私は元々敬子さんのファンで、特に彼女のInstagramのコーディネイトが大好き。

敬子さんとはこの秋、EDIT LIFEの恒例になりつつある『楽食住』展にて、12月5日(土)からの2週間ほど、『岡本敬子のToday’s Style』を行います。今回はその買い付けなどもあって一緒に鹿児島をまわらせていただきました。

■ まずは、歴史を感じる「沈壽官窯」に。

最初にご案内頂いたのは、薩摩焼で有名な「沈壽官窯」。村に入って行くと、ところどころにハングルの文字が……。ここは豊臣秀吉の朝鮮出兵で、引き上げの際に韓国の白磁の職人を島津家が連れてきて住まわせた土地。ここから薩摩焼が発展していったそうです。

そのお話を敬子さんに聞きながら、器や景色を眺めていると、じーん……と歴史の深さと、いろいろな人のさまざまな憶いの重なりを感じました。

その歴史をかの司馬遼太郎さんが書いています。こちらは「沈壽官窯」の資料館で手に入れた司馬遼太郎さんの文庫本。14代目の窯主が書いた言葉にもじーんときました。

沈壽官窯
鹿児島県日置市東市来町美山1715 TEL:099-274-2358
http://www.chin-jukan.co.jp/

■ 木工作家・盛永省治さんのものづくりの現場を訪ねて。

「沈壽官窯」から車で数分。木工作家・盛永省治さんのアトリエとギャラリー「Crate」にお邪魔しました。

敬子さんも私も所有していて、とても気に入っている盛永さんの作品。
敬子さん曰く…「本人はとてもシャイで優しき薩摩隼人ですが、作品は大胆で力強さとしなやかさを兼ね備えているところが好きです」とのこと。

アトリエも見せて頂きました。暑い室内で、汗だくで木を彫っていく盛永さん。

今回、敬子さんがオーダーしたのは、盛永さんが初期に作られた手のお皿。最初の買い付けはコレに決まりました。これは面白そうな『岡本敬子のToday’s Style』展になりそうな予感。

Crate(クレイト)
〒899-2202 鹿児島県日置市東市来町長里2558-3 TEL:099-274-4300
http://www.crate-furniture.net/

■ 農家さんが運営するレストランでランチ。

この「Crate」から徒歩3分ほどの場所にある、敬子さんオススメの農家の方々が運営している農家ビュッフェのお店「ほっとかん」に連れていって頂きました。

採れたての野菜達が自然の美味しさのまま、調理されていて、美味しくって、モグモグと……。抜けの良い景色で、自然の風も通って、気持ちの良いランチになりました。

ほっとかん
鹿児島県日置市東市来町長里2481−1 TEL:099-274-5529
http://www.hot-kan.jp/

■ 鹿児島の銘菓を味わう。

そして、次なる場所は……敬子さんが以前から気になっていたという「湯之元せんべい梅月堂」に行きたい……と。

この山椒の葉が入った薄いお煎餅が独特で病み付きになる。私も思わず、その場で2枚も食べてしまいました。

社長の石原さんのご厚意で、お煎餅をつくっている場所も見学させていただけました!古い戸もすてきなノスタルジックな工場……。

仕事柄、服に使う生地などの工場を見学したことはたくさんありますが、このような和菓子の工場は初めて……。面白くて、写真を余計に撮ってしまいました。

この「ぬれどら焼き」も名物とのこと。どら焼きの皮は熟練の職人さんの手で1枚1枚焼かれていきます。難し過ぎて辞めていった人もいるくらいだそう。焼き始めてしばらくすると反ってきて、フワっとふくれていく……。焼きたての皮を少し味見させて頂きました。香ばしい香りが口の中に広がって、しっとりとした食感。たまらなかったです。

若き4代目の石原さんご夫婦。古き良き銘菓を工夫しながら、真摯に取り組んでらっしゃいます。

ここの銘菓2種も敬子さんと買付けします!今回の展示、銘菓も買付けるという面白い企画に育ってきております!

湯之元せんべい梅月堂
〒899-2201 鹿児島県日置市東市来町湯田3320
http://yunomoto-baigetsudou.com/

■ 「つけ揚げ」の名店「寺田屋」に。

そして、、まだまだ旅は続きます。

敬子さんが何度も通う鹿児島の名産のひとつ、「つけ揚げ」。一般にいう「さつま揚げ」です。少し離れた場所、”いちき串木野”という場所に「寺田屋」というつけ揚げの名店がある…と連れて行ってくださいました。敬子さん曰く、今まで食べたつけ揚げの中で一番美味しい!!!と言い切っていた…これは食べないと!!!と。

添加物が一切入っていない「青魚」は、アジや鯖をメインにブリやエソを練り込んだもの。野菜を主体にしたものもあります。ご兄妹の成弘さんと加世さんが素朴な味をていねいな仕事で守っています。

鹿児島に来るようになってから通っている敬子さんは、以前にも取材で訪れていて、それを見た埼玉など他のエリアからいろんな人たちが訪れているとのこと。すっかり常連の敬子さんと加世さんのお話は盛り上がる。隣で聞いていて笑ってばかりの私でした。

■ 地元での名店「パラゴン」で「しろくま」をいただく。

そして、以前にも敬子さんのインスタグラムで見ていて絶対食べたかった「パラゴン」の「しろくま」。

基本、珈琲とジャズのお店なのですが、敬子さん曰く、、ここの「しろくま」が一番美味しいとのこと。見た目は大きいのに、、氷の柔らかさでペロリと食べれてしまいました。

パラゴン
〒896-0026 鹿児島県いちき串木野市昭和通102
TEL:0996-32-1776

■ 敬子さんおすすめのミントブラウニー!

そして、、またまた甘いモノが止まりません。敬子さんがおすすめのミントブラウニーのお店。本当はパラゴン近くにも本店があり(当日はお休み……)、息子さんが鹿児島市内でやっているお店にお邪魔しました。ここは壁紙も可愛くって、かなり好み。敬子さんはこのお店にとてもお似合いです。

次の朝のおめざで食べましたが、ミントの色と想われる薄〜い黄緑が愛おしい感じで、口に入れるとしっとりブラウニー。ほのかなミントがちょうど良い、なんとも言えない味でした。

夕方には売り切れてるので注意!ですね!私は最後の1個を頂けました!

yano cake ten moku
鹿児島県鹿児島市照国町10-19 TEL:099-224-7045
https://www.facebook.com/pages/YANO-CAKE-TEN-MOKU/703291889800724

鹿児島旅1日目はこれで終了。
鹿児島は本当に楽しい!!!色んなモノとヒトに触れて脳が興奮している。「何か海外に行った初日の夜な感じで……」と話したら、敬子さんが、「じゃあ、鹿児島のブランタン(Parisにあるデパート)を見せなくちゃ」と鹿児島の老舗デパート「山形屋」の夜の景色を見せてくれました。

思わず吹き出した。「ほんとだ!パリのデパートの様だ!!!」と叫んでしまいました。パリに住んでいた私にとっては懐かしいオレンジ色の光の景色。

本当に鹿児島は楽しく素晴らしかった。鹿児島旅、第2弾も続きます。


鹿児島旅行第2弾は、9月16日(水)にお届けします。また、展示『岡本敬子のToday’s Style』は、12月5日(土)〜12月19日(土)に開催予定。鹿児島旅行で買い付けたアイテムや、岡本さんが愛用しているアイテムが並ぶ、楽しい展示になりそうです。合わせてお楽しみに。

BACK NUMBER:
vol.1 憧れのフレッシュバターメーカー
vol.2 短時間でコクを出す、夏のカレーレシピ
vol.3 高千穂で出会ったパワースポット
vol.4  萩原卓さん、久子さんご夫妻を訪ねて藤枝に
vol.5  愛用している道具を集めた「福田商店」

福田 春美

セレク卜ショップのバイヤー、プレスを経て、アパレル企業のクリ工イティブディレクターを歴任。現在、EDIT LIFEディレクターの他、World のライフスタイル・ストア「Corte Largo」のストア&クリエイティブディレクションを担当。また愛媛のデリカテッセンなどのストアディレクション、香りとホームケアブランド「a day」の立ち上げ等を手掛けている。

岡本敬子(おかもと・けいこ)
フリーランスのアタッシェ・ド・プレス。ジュエリー、革小物、アイウェアを展開するブランド〈KO〉のディレクター。

 

 

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