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カリフォルニア州マリブで生まれた〈OTZ SHOES〉の靴は、人間工学に基づいてフッドベッド(中敷き)を設計したり、柔らかなイタリアンリネンやレザーを使うなど、快適な履き心地で足を優しくサポートしてくれます。そんなOTZ SHOESを愛用する方々に話を伺う連載記事「Who’s Wearing OTZ SHOES? 〜ライフスタイルを楽しむ人々〜」。今回は特別篇として、長年、ファッション雑誌などで活躍している写真家、深水敬介さんにOTZ SHOESを履いていただき、その感想とともに、深水さんのモノ選びの基準をお伺いしました。

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深水敬介|フォトグラファー

1971年、三重県生まれ。NYで活動した後、帰国。2000年頃よりJFKK名義で活動を開始し、現在はメンズ、レディースを問わず数多くのファッション雑誌やカタログなどで活躍。また、ミュージックビデオなどのムービーも手掛ける。休日は葉山の自宅近くの海岸でサーフィンに興じている。

東京と葉山を拠点に仕事をする深水さん。サーフィンが趣味で、波があれば四六時中でも入っていたい、と語るアクティブな一面もお持ちです。今回は、東京にいる際によく訪れるという有栖川公園でお話を伺いました。

季節のにおいを楽しむことが、
頭の切り替えのスイッチ。

深水敬介さん(以下、深水):もともと歩くことが好きで、時間があるとよく散歩に出かけます。葉山ではサーフィンをしていることが多く、家の中で座って作業をするときよりも、頭を切り替えられるというか、外に出ていろんなものを見るのが好きです。歩いていると季節のにおいを感じることができるんですよね。例えば春一番の暖かい季節のにおいを感じると嬉しいし、雨の日は雨の日でいいところがある。そういったことが好きで散歩に行くことが多いです。

有栖川公園には図書館もあるのでよく足を運びます。図書館や本屋は、自分では買わないような美術書や大型写真集を読んだり、人が言っていたことを調べたりできるので好きな場所。長い時間、居続けてしまいます。

オン・オフ両方で活躍する、
軽くて着脱がラクな靴を選ぶ。

――サーフィンや散歩を楽しむ深水さんに今回履いていただいたのは、今年のトレンドでもあるスリッポンタイプのHouse Slipper。都会歩きやオフィスのルームシューズとしてなど、サンダルほどカジュアルになれないシーンにぴったりの一足です。コルクのフッドベッドの心地よさを保ちながら、革編みのデザインが上品な印象を与えてくれるので男女ともに人気の高いアイテムです。

深水:履いた感じが見た目よりすごくしっかりしていますね。土踏まずをサポートしてくれる感じと、足の甲のフィット感もとてもいい。普段から、こういったつま先の丸いタイプの靴は好んで履いています。ブーツや紐靴も好きですが、カメラマンという職業柄、靴の脱ぎ履きが多いので、簡単に履くことができる靴を選ぶことが多いんです。

オフの日に犬の散歩に行くときなんかも、サッと履ける靴はいいですよね。近所にいく分にはビーサンもいいですが、秋冬は履けないので、つっかけ感覚の靴は重宝するんです。でも意外と、簡単に履けるタイプで、綺麗なカタチっていうのがなかなかないんですよね。

靴の軽さも気に入りました。仕事柄、飛行機に乗ることが多いので、機内用にスリッパを持っていくのですが、これぐらいしっかりした見た目で脱ぎ履きしやすい靴ならこれ一足でもいいですね。空港のセキュリティチェックもラクに済みそうです。

――OTZシューズの魅力はフッドベッドにコルクを使用しているため抗菌作用があって、軽いこと。House Slipperは、旅行の際のメインの一足としても良いですし、サブの一足としてスーツケースに入れておくにもちょうど良いシリーズ。フラっと街に出かける際のつっかけ感覚としてもおすすめです。

ストーリーに共感できるモノ、
それが自分が好きだと感じるモノ。

――長年、ファッションの撮影を行っていらっしゃる深水さんですが、ご自身では、どのような靴選び、洋服選びをしているのでしょうか。

深水:先ほどの話にも出ましたが、靴は脱ぎ履きしやすいタイプを好んで履きます。でも紐がなくてデザイン性の高い靴って少ないんですよね。〈ビルケンシュトック〉に行き着く人も多いと思うんですけど、自分の中では、そこまで名前がたっていないブランドを選びたくって。そのブランドのことを自分がすごく好きならば別ですよ。例えば、〈コンバース〉を履くというのは〈コンバース〉が好きだ、という主張とともに履いていると思うんです。それがファッションの一部だから。ただ、自分の中でそういった想いのないものを履くのは、ちょっと違うなと。脱ぎ履きがしやすいという観点で選ぶときは、有名すぎないブランドで、いいものを探したいと思っています。

深水:女性と比べると、男性にはファッションの選択肢が少ないと思うんです。スカートやワンピースなどメンズにはないアイテムがあるし、柄や装飾もレディースの方が多い。だからこそ、男性の立場としては、スタイリングを楽しむだけでなく、自分がこだわりを持って好きといえるものを買いたいじゃないですか。

例えば僕が好きなブランドのデザイナーは、接着剤を使わずに革靴を作っています。彼はいつも裸足で革靴を履いていて、接着剤を使うと靴の中の熱が逃げにくくなるそうです。古い靴の製法を研究しながら、試行錯誤をしながら作ったと話していました。OTZ SHOESの靴も接着剤を使ってないんですよね。自分はそういったルーツや時代背景が好きで、作り手がこだわって作ったものにはすごくグッときますね。ブランドネームで買うのではなく、作り手に納得できるストーリーがある方が、『やっぱ、そうやなー』と共感できるんです。男の人にありがちなパターンかもしれないですけどね(笑)。

モノに隠された背景を知り、
共感したらお金を払う。

――深水さんの中で、モノ選びの基準となるもの。それはモノのストーリーに共感できるかどうかがポイントになっているようです。

深水:どんなモノを買うときでも、それが生まれたストーリーを考えます。逆にそれがないと、別に買わなくてもいいかなって思うんですよね。同じ形のモノでも、値段って全然違うじゃないですか。ジーパン一本取っても、1900円のものもあれば、数万円のものもある。それはモノを作る過程で何らかの理由があって高くなっているんでしょう。自分が知らなかったブランドでも、その理由を調べて、ストーリーに触れるとグッときますね。

――たくさんのモノが溢れているのが現代ですが、いつ頃からモノ選びの基準が確立されていったのでしょうか?

深水:昔から、そういった傾向は強かったですが、年を追うごとにより洗練されてきた気がします。カメラマンをやっていると、撮影でモノと出会う機会が多くて、数限りなく増えていくんですよね。捨てるのはもったいないから誰かにあげようと思うときに、自分が気に入ってないものとか、ストーリーを知らないものを譲るのは失礼じゃないですか。同じ譲るでも、自分が気に入っていたけど年齢的にもう着れないものを譲るのとはまったく違います。そう考えると、自分が共感して心からいいな、と思えるものしか買わなくなっていくんだと思います。

深水:仕事も一緒で、自分が稼ぐことは大事だけれど、使うお金は少なくしたいという世の中の考えには矛盾を感じています。収入は増やしたいけどジーパンは900円で買いたいって、おかしな話じゃないですか。900円でモノを買うということは、安い仕事でいいと思っているわけで、自分の仕事の価値も同じことだと思います。仕事の種類が違うだけで。だから自分がお金を使うときは、然るべきモノ作りをしている人たちに払いたいな、とここ10年で思うようになりました。

モノも仕事も生活も
自分のライフスタイルに合わせて選ぶ。

――葉山と東京を行き来している深水さんですが、普段はどのようなライフスタイルを過ごしているのでしょうか。生活や仕事において大事にしていることを伺いました。

深水:ここ2、3年は平日は東京で過ごして、週末は葉山に居ることが多いですね。理想を言えば、東京にいて波のあるときにその場所にいるのがベストなんですが、、自分の仕事は急な打ち合わせなどもあって動きが細かいので葉山からだと移動時間がかかるので難しいんですよね。打ち合わせのためだけに東京に出てくるのも億劫で(笑)。

自分がやりたい仕事で稼いだ分だけが、自分の稼ぎだと思わないといけないと感じるようになってきました。お金の使い方にも近いですかね。若い頃はたくさん仕事をこなすことが安心材料にも繋がりましたけど、今はそういうこともなくなったので、徐々に自分のライフスタイルに合わせて仕事をするようになりました。

深水:時間にも限りがあるので、最近は、自分がやるべき仕事かどうかを考えることも大事だと感じるようになりました。若い頃はたくさん仕事をこなすことが安心材料にも繋がりましたけど、自分がやりたい仕事で稼いだ分だけが、自分の稼ぎだと思うべきなのかなと。仕事って人生の中で大きなウエイトを占めていると思うんですよ。本来は生活を豊かにするために働くのに、仕事をすることで自分の時間が持てなくなるのは矛盾してるなって。葉山と東京で生活するようになって、そう感じるようになりました。そんなに簡単にスパッと切り替えて生きるのは難しいですが、少しずつそういった疑問をクリアにしていくのも最近は楽しいかなって思っています。


モノ選びだけでなく、自分の生活を豊かにするためには仕事や過ごし方も取捨選択をすることが大事なのだと深水さんは教えてくれました。日々の暮らしの中には、常にたくさんの選択があります。そんな時は、自分が共感したり、納得できることを選ぶことが大事なのだと感じました。自分の中に、基準をひとつ作ることで、生活はより良いものになっていくのではないでしょうか。次回は、雑誌ライター、小物ブランドのディレクター、ファッションブランドのPRと、多岐にわたる仕事を行う吉田直子さんにお話を伺います。どうぞお楽しみに。

(写真:松本昇大、編集・文:堀田けいと、松尾仁)

▽今回着用したハウススリッパーのシリーズはこちら

都会歩きやオフィスのルームシューズなど、サンダルを履けるほどカジュアルではないシーンで活躍するのHouse Slipperです。スリッポンタイプのモデルは、脱ぎ履きが簡単でラクなのはもちろん、ボディに上品な編み込みレザーを作っているので、オフィシャルな場でも気兼ねなく取り入れられるのがポイント。男性にも女性にも人気の高いアイテムです。
今年のトレンドでもあるスリッポンタイプのHouse Slipperのキャメルカラー。ブラックより軽やかなカラーなので、コーディネートを明るく仕上げてくれます。オールホワイトコーディネートの差し色としてもおすすめです。

深水敬介 (ふかみず・けいすけ)

フォトグラファー。1971年、三重県に生まれる。NYで活動後日本に帰国。2000年頃よりJFKK名義で活動を開始し、現在ではメンズ・レディースを問わず数多くのファッション雑誌やカタログなどで活躍。また、PVなどのムービー等も手掛ける。休日は葉山の自宅近くの海岸などでサーフィンに興じる。

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